自由に働くこと、働くことの楽しさ

例えばRPGのゲームをするとき、
僕は主人公をなるべく強く育てて、ある程度の自信をもってからボスに望みたいタイプだ。ゲームが進行する速さよりも、どんどん成長できることが楽しい。
この世界に生きることは現実だけど、いまここに、僕は僕にとっての主人公として現実を生きている。
当たり前のようだけど、ゲーム感覚でいざ俯瞰してみると、思っていたよりも自分を客観視できていないことに気が付く。主人公を育てたい、大事にしたという気持ち、成長に期待できる楽しさは、日々の息苦しい義務感の中でうやむやになってしまう。自分が主人公だなんて思えていない。

なりたい自分になるためには、どうすれば良いのだろう。
”なる”というのは結果であって、”選択”を考えることになるだろうか。
緊張と緩和のバランスが必要で、そういう環境を自ら選択することが必要。ついつい、ストレスがない方ばかりを選んでしまいたくなるけれど。主人公の成長のためを考える。

この社会の中で必要なのは、自信をもつこと。そして自分を誰よりも大切に思うこと。
自己愛は否定すべきものだと考えていたけれど、自分自信に期待して、自分の気持ちにより寄り添いながら、一生懸命日々を生きていくことで、初めて自分を信じることができる。未来のではなく、これまでの確かな自分を信じることができる。

自分には価値、バリューがあると思えることが大事。
価値ある自分でありたいから、仕事を一生懸命頑張りたいと思う。
仕事が自分に価値を与えてくれるわけでは決してない。仕事を通して、自分の将来のために様々な経験を積極的に得ることで、自己のマーケットバリューを高めるということだ。どんな場所でもやっていける、そうした勇気を持てたとき、この社会で前を向いて、堂々と胸を張れるのだと思う。

自分には何もない、ここしかない、としか思えなかったら、閉じ込められた箱の中でビクビクしながら、何事もないことを祈りながら、時間が過ぎるのを待つだけの働き方になってしまうから。早く金曜日にならないか…そんな働き方で自信がもてるわけがない。

そんな風に生きたくない。それが、仕事が辛い、毎日が辛いと思う根本的な問題。
自分で選択する、最善を尽くす。それができた自分に誇りをもつ。自信をもつ。ここじゃなくても、どこでもやっていけると思えること。そうなって初めて自由な働き方ができる。

そのために、自分がなりたい自分になること、将来像をしっかりもっておくことはとても大事だと思った。