仕事が好きでも嫌いでも

仕事が続く毎日が憂鬱になる。

どうしてだろう。今の仕事が嫌だからだろうか?

でも、思い切って仕事を辞めたとして、自分がやりたいことって何だろう?好きなことって何だろう…。

それを知るのが一番難しいことに気付く。

何がしたいかわからなくて、とりあえず本を読む、教育系の動画を見る。

観てプロの仕事の尊さに触れる。第一線でやっている人に触発されて、自分も頑張りたいという気持ちにもなる。

だけど、どこにその気持ちを注げば良いか。

仕事や社会のせいにする。

でも、ある人が言っていた。お前の前に社会があって、お前のために仕事があるわけではない。どんなことも表裏であって、好きなことをするためには、嫌な思いや苦しい思いをすることがセットになる。色んな厄介ごとの煩わしさに思い悩むときの対処法、それは自分が変わってしまうこと。嫌いなことも、引き受けてしまうこと。そうしている間に、自分にも変化があり、結局、好きも嫌いもそれほど差がなくなってくる。結局、何を選択しても同じではないかと思えてくる。

なるほど、と思った。

でも同時にやっぱり思うのは、自分が好きなことすらわからない。

これが好きだと断言できるもの、熱中できるものって何だろう。

それがわかっている人が、今の自分には羨ましく思える。

今の仕事も、プライベートも、熱中できるものが不在で、何か日々に漂っている。

根源的な悩みはそこにあるように思う。

だからきっと挑戦しなければならない。

その挑戦が何のためになるのかと思うこともあるけれど、自分と向き合い、思い至った挑戦に、一生懸命になってみる。

去年は英検、今は中小企業診断士。正直、1000時間かけて勉強しなければ合格できない国家資格の必要性は未知。自己満足のためには、賭ける時間と労力は大きい。

でも多分、やってみるということが大事なのだと思う。

人はみな、死んだらゼロになる。生きている間に何を得ても、あの世には持っていけない。

だからといって、何も得ない現世を生きるのだろうか。

生きるということは、どんな無駄を選ぶか、ということでしかないのではないか。それはネガティブな意味ではない。人生暇つぶし、とも誰かが言っていた。

だから、無駄かどうかは重要ではない。無駄だとしてもやってみる。やってみよう、と思えたものに挑戦してみる。

静かに自分と向き合っていた今日、ふとそれで良いのだと思えた。